十八屋弥兵衛のひとりごと vol.13

-[送り団子」-

飴のうんちくや日記の紹介
お盆も十五日が佳境です。

赤御飯を供え、お菜を調え、お送り団子も供え、ご先祖様の帰り道用のお弁当である「白蒸し」を供え終えたら、自宅でのお盆の行事はお仕舞いです。

 日が暮れると、京都では五山の送り火、大阪では四天王寺(てんのじさん)の万灯供養と経木流しが一般的でしょうか。

 大阪の日蓮宗徒は、伝法の渡しのある正蓮寺で川施餓鬼をして、経木や供物を川に流すのが通例でしたが、環境汚染に配慮して、川への水向供養は20年くらい前から行われなくなりました。

 写真は売場で山盛りの白蒸しと、例年ならそのままお送りする白蒸しの中味、そして送り団子です。白蒸しにのっているのは黒豆、送り団子は餅ではなく粳米を使った餅様の団子です。

送り団子 白蒸
十八屋弥兵衛 謹白